これまで日本には、住宅政策としてのケア付き化宅などはなく、これに類するものとして有料老人ホーム、軽費有料老人ホームなどがありました。しかし、その閉鎖性、集団性などから、老後の住まいとして望ましいものではないという現状が浮き彫りにされてきています。ここへきてようやく、建設省と厚生省が連携して「シルバーハウジング構想」を打ち出し、一九八七年には、一〇戸から三〇戸に一人のライフサポートアドバイザー(イギリスでは、よき隣人と称するワーデンを配置している)を配置したケア付き高齢者集合住宅のモデル事業が指定されています。具体的には、緊急通報システム、手すり、段差をなくすなどの物的配心が施され、ライフサポートアドバイザーは、入居者に対する生活指導、相談を通常業務とします。ここでは、介護などの積極的なサービスは行いませんが、応急的対応、在宅ケアサービスの取り次ぎといった連絡調整をはかります。
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