昨年、中古、新築ともにマンション市場が冷え込んだなかで唯一好調に売れ行きを伸ばしていたのがリゾートマンションであった。不動産経済研究所の調査によると、九〇年の販売戸数は一万四〇〇〇戸以上と過去最高を更新しており、契約率も平均で七六%を記録している。需要の中心は、企業が社員の保養施設として購入するケース。また一般サラリーマンが友人と共同購入する例も増えているようだ。その場合はスキーのベースキャンプとして使用することが多いために、マンションの広さはあまり問題にならない。
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その結果、リゾート地でも「ウサギ小屋」がよく売れているようである。リソートマンションーブームのきっかけになったのは、八七年に施行されたリゾート法である。それ以来、日本中のあちこちのリゾート地にマンションが林立することになった。なかでも新潟県湯沢町にはマンション建設が集中して、街の景観を完全に変えてしまった。「トンネルを抜けるとそこは雪国だった」から「トンネルを抜けるとマンション群だった」に変わってしまった。それもあまりの乱立状態で「せっかくリゾートマンションを購入したのに窓から山も見えない」という嘆き声が聞えてくるほどである。