「発売しても売れない」という状況を打開するため、資金回収の遅れが致命的になる体力の弱い中堅以下の事業者による値引き合戦がすでにはじまっている。値引き合戦によって実売価格は一時期より下がってきており、今後さらに実売価格は下がるとの見通しもある。値引きをする分、当然事業者の利益額は減る。結局この泥仕合の結末は、体力の弱い事業者の淘汰・選別にほかならない。実際、二〇〇八年に入り、中堅マンション事業者の倒産が続いており、今後もこの傾向は続くと考えられる。
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また、このような厳しい事業環境においては、無理に土地を仕込まない、無理に発売をしない、安易な値引きをしない戦略が鉄則となるが、他事業を複数抱える総合不動産会社でないかぎり、この戦略オプションの選択は難しい。特にマンション専業の会社であればなおさらである。よって、今後特に中堅以下のマンション分譲会社の淘汰が進むと考えられる。